業績好調な治療院は「データ分析」を習慣にしている
こんにちは、杉原です。
本日は業績が好調な会員さんの事例をご紹介させていただきます。
京都は向日市で1人治療院をされている「綱鍼灸院」の綱村一昭様です。
綱村様とは毎月ウェブ集客のご相談をいただいているのですが、今年は開業して以来最も業績が良いと教えていただきました。
まずはご本人より感想をいただいておりますので、掲載させていただきます。
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ネット集客はかれこれ10年以上試みていましたが、納得できるような反応はなかなかとれていませんでした。
それでも自分で勉強会やセミナーに参加してある程度は集客が出来るようになっていました。
しかし、昨年始め頃からネットの反応が低下しだしました。
周りの治療院も勉強し工夫をし、年々ライバルが増え手ごわくなってきている状況での結果でした。
杉原さんに相談をしたのは、集客の改善でした。
すぐに的確なアドバイスをいただき数週間で症状ページを修正し1ヶ月・2ヶ月後にはHPから2桁の集客ができるようになりました。
それから1年、様々なアドバイスをいただき、安定した集客・リピートの高い患者様の獲得・広告費40%削減(昨年比)を実現できました。
杉原さんとは、月に一度電話相談を継続して行っています。
新しい情報をいただけますし、方向性の確認にもなり助かっています。
Web集客は日々進化しているので今後もお力をお借りしたいと考えています。
綱鍼灸、整体院 綱村一昭
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綱村様には毎月院の状況を教えていただいているのですが、症状別のデータを細かく記録されておりその分析力にいつも感心させられます。
例えば、
綱村様:「過去1年分のデータを集計し、○○(症状名)の患者様は集客コストも低く、リピート率も高いことがわかりました。」
とエクセルでまとめたデータを送っていただいたことがありました。
とくにすごいと感じたポイントは、
「症状別に」
(1)1人あたりの集客コストCPA
(2)ライフタイムバリューLTV
を一覧表にされていたことです。
※ライフタイムバリュー;1人の患者さんが一生涯に支払う合計金額
例えば、
・肩こり CPA8000円 LTV5万円
・腰痛 CPA5000円 LTV8万円
といったイメージです。(実際のデータではありません)
すると、今年はどこに力を入れれば良いのかが明らかになってきます。
上記の例ですと、肩こりより腰痛の方が集客コストが低いにもかかわらず、LTVが高いですよね。
つまり、今後は院として腰痛にエネルギーをより多くかけていくと業績が良くなる、という話です。
ただ漠然とページを作るよりも、過去の来院データから相性の良い患者さんにフォーカスしてホームページを改善すると、より無駄がないということです。
また、群馬県は富岡市で自宅整体院をされている橋本さんも、先月は過去最高の売上を更新したとご報告いただきました。
橋本さんもやはり、毎月の集客数をまとめたデータをお送りいただきます。
その中には、売上や集客数はもちろんのこと、ホームページのアクセス数なども含まれています。
月に1回、客観的なデータをまとめる習慣がある、これは大きいですね。データをまとめておくと季節性やバラつきの程度なども分かってくるからです。
バラツキがわかると無駄に反応することも無くなり、症例ブログなど目の前の作業もはかどることになります。
以上のように、まずは手書きで結構ですので
「データを記録する習慣」
があると良いようですね。
手始めとしては、売上、新患数、総来院数、ホームページのアクセス数などです。余力があればエクセルにまとめて、あとで見返せるようにしておくと良いでしょう。
なお、ホームページのアクセスを詳しく知りたい場合はGoogleの無料解析ツールである「アナリティクス」がお勧めです。
https://analytics.google.com/analytics/web/
最近のアナリティクスは閲覧ユーザーの性別、年代、使用デバイスからサイト滞在時間まで手に取るように分かってしまいます。
東京で出張型の産後骨盤矯正事業をされている平林さんも、アナリティクスの管理画面を見ながら30代産後ママさんに絞ったアクセスアップを実践されています。
なかなかここまで使いこなすには勉強が必要ですが、ネットは情報が膨大なだけで売上を上げるための作業はシンプルだったりします。
というわけで、毎月データを記録する習慣があると過去のデータから今後の指針を考えることができます。
まずはホームページにアナリティクスを設置して、いつでも見たいときにHPデータを見れるようにしておきましょう。
そして余力があれば、冒頭の綱村さんのように「症状別」の集客コスト、ライフタイムバリュー分析にも挑戦したいところです。